株式会社アーキテクト・ディベロッパー

首都圏を中心に、関西や仙台エリアでアパート・マンションの設計・施工、建築から賃貸管理まで一貫して行う株式会社アーキテクト・ディベロッパー。
約4,600棟、5万戸の物件を管理する同社では、データとファイナンスによって収益の最大化を追求しています。

こうした高い管理実績を支える一方で、業務の拡大に伴い、社内外でさまざまな課題を抱えていた領域もありました。
その一つが、属人的に運用されていた公共料金の支払い処理です。

今回は、公共料金のコンビニ払いをDX化した事例について、佐々木様にお話を伺いました。

月間45時間の請求処理を4.5時間に削減。管理戸数5万戸の不動産企業が実現した請求業務DX

目次

01導入企業様のご紹介

–はじめに御社の紹介をお願いいたします。

当社の事業は大きく四つの柱からなります。一つ目は土地活用事業、二つ目は土地を仕入れて賃貸住宅を開発・運営する不動産開発事業、三つ目はPM(プロパティマネジメント:賃貸管理)、四つ目は中古の収益不動産を取得してバリューアップする「リブランディング」です。特に近年は、不動産開発事業が拡大しており、機関投資家との取引も増えています。

また、当社ではデータを活用したデータドリブン経営を重視しており、「イールドマネジメント」によって1戸あたりの収益の最大化を追求しています。イールドマネジメントとは、 需要と供給に応じて賃貸価格を柔軟に調整し、売上を最大化する考え方です。物件の稼働率を上げるだけでは上限がある一方で、空室を避けたいからといって安く貸しすぎると機会損失にもなり得ます。そのため、マーケットデータと自社データを分析し、できる限り高い水準で安定して稼働する賃料設定を行っています。また、駅近や人口集中エリアを中心に物件を展開することで入居率を高め、空室ができてもすぐに埋まるようにしています。

このように、オーナー様の収益最大化に向けて、稼働率と収益性の両立を徹底している点は、当社が特に重視している考え方の一つです。

–会社の強みや特徴についてはいかがでしょうか。

不動産業界ではいまだに紙文化やFAXが主流ですが、当社ではDX化や生成AIの活用に積極的に取り組んでいる点も強みの一つです。

その一例として、電子契約の導入率は8割を超えており、業務効率化と顧客利便性の向上を両立しています。

02クロスビリング導入前の課題

–先進的な取り組みを進めながらも、請求・支払業務にはどのような課題があったのでしょうか。

管理物件の公共料金の支払い方法は、業務処理上、どうしても工数や時間がかかっていました。各支店で物件の電気・ガス・水道・通信費の請求書を受け取ると、開封して内容を確認、リスト化を行い、本社へ送付していました。本社では送られてきた請求書の支払いを、コンビニで現金払いをしていたのです。こうした作業に、本支店あわせ月間あたり約50人以上、約45時間を要していました。

当社が管理する約5万戸のうち、約500戸が次の借り手を待つ空室状態ですが、空室期間中に発生した電気や水道料金は当社負担です。各物件の共用部分の公共料金も加えると、月間で約800〜900件の請求が発生していました。各支店から集められた請求書を50枚〜100枚程度の束にして、コンビニに持ち込み、現金払いを行っていました。

–銀行での引き落としはできなかったのでしょうか。

当社の物件は、借り手が退居した後、新しい借り手が入居するまでの回転が早く、空室もすぐに埋まる傾向があります。そのため、借り手がいない期間が短く、公共料金の契約もごく短期間になります。実際には、銀行口座振替の手続きが完了する前に次の入居者が決まってしまうケースが多く、請求書ベースでの現金支払いが最も現実的な対応でした。

しかし、毎年管理物件が増えていくなか、こうした方法ではいずれ限界を迎えることは明らかでした。請求書の件数が倍増しても、人員をすぐに倍にすることはできません。将来を見据え、前倒しで請求処理や支払い業務のDX化を検討する必要がありました。

また、経理部門からは、オフィス内で小口現金を管理すること自体のリスクが指摘されていました。コンビニ払いに対応するためには、あらかじめ現金を準備しておく必要があります。当初は月1回、約200万円の準備で足りていたものが、管理物件の増加に伴い、毎週100万円の準備が必要になりました。「なぜ減らないのか」と上席から指摘される一方で、「管理物件が増えている以上、削減は難しい」という状況でした。また、経理スタッフが銀行から現金を引き出す手間や、多額の現金を本社へ持ち帰る際の盗難リスクなど、心理的な負担も大きな課題となっていました。

03クロスビリング導入のきっかけと決め手

–クロスビリングを知ったきっかけについて教えてください。

Google検索を通じてクロスビリングを知りました。請求・支払い業務の効率化や現金管理リスクの解消を目的に情報収集を進める中で、複数社のサービスを比較検討し、自社の運用に最も適していると判断しました。

–クロスビリングの決め手についてはいかがでしょうか。

大きく分けて、2つあります。

1つ目は、圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。他社のサービスと比較してもコストが低く、解約費用や違約金が発生しない点も大きな魅力でした。

2つ目は、クロスビリングの汎用性の高さと、クロスチェックさんの柔軟な対応力です。他社のサービスであれば、仕様の変更に時間を要したり、都度手数料や見積もりが必要になったりするケースが多く見られました。その点、クロスビリングは、私たちが求める要件を標準的に備えていました。

また、物件ごとのデータの紐付けといった複雑な要件にも柔軟に対応してもらえました。無理なお願いだったのではないかと思いながらも、要望に沿って対応してもらえた点が特に印象に残っています。

04クロスビリングの導入効果

–導入効果について教えてください。まずは定量面の効果はいかがでしょうか。

定量的な効果として、月間で約45時間かかっていた作業時間が、約10分の1の約4.5時間に削減されました。また、支払いがクロスチェックへ一本化されたことで、コンビニでの現金支払いは例外的なケースを除き、ほぼゼロになりました。

これまで公共料金の支払い分として毎月約300万〜400万円を準備していた小口現金の取扱額もゼロに近くなり、さらに小口現金の補充作業も不要になったことで、経理部門の負担を大きく削減することができました。

–続いて定性面の効果について教えてください。

各支店での作業も大幅に削減されました。請求書の開封やリスト化といった事務作業が減り、約50人以上が関わっていた業務を少人数で完結できるようになりました。ペーパーレス化が実現した点も、大きな効果だと感じています。データについてもExcelに出力して確認できるため、効率的になりましたね。

また、経理担当者にとっては、銀行窓口で高額な現金を引き出したり、持ち運んだりする際の心理的な負担が大きく削減されました。「何かあった場合、個人の責任ではない」といいつつも、万が一の事態が起これば担当者の責任になりかねない状況から解放されましたことは、大きな変化でした。

これまではコンビニ支払い時に領収書の紛失や支払い遅延が発生するケースがありましたが、こうした抜け漏れは解消されました。以前は現金が手元にないことで支払い期日を過ぎてしまう請求書もありましたが、現在はすべてクロスビリングに任せているため、そのような事態も起きていません。

05今後の展望

–まずは業務面の展望についてはいかがでしょうか。

管理物件の戸数を、5万戸から10万戸へ拡大することを目指しています。物件数は倍になりますが、社員の数が倍になるわけではありません。そのため、少数精鋭でこれまでと同様のパフォーマンスをオーナー様に提供し続けるために、外部のリソースやAIの活用を検討しています。

クロスチェックさんはレスポンスも早く、メールでの問い合わせも常にスムーズに対応いただいているので、今後のサポート体制にも期待しています。

–会社全体の展望についても教えてください。

さらなるDX推進を視野に入れています。また、2024年にはAI推進室を立ち上げ、社内コミュニケーションツール上に直接AIを組み込み、社員が普段の業務環境を変えることなく自然にAIを使える仕組みを実現するなど、業界に先駆けた取り組みを進めてきました。データとファイナンスを強みとする当社にとって、クロスビリングによって整備されたデータ基盤は、今後のAI活用やさらなる経営効率化を支える重要な基盤になっていくと考えています。

今回インタビューにご協力いただいた企業様

株式会社アーキテクト・ディベロッパー様企業ロゴ
株式会社アーキテクト・ディベロッパー
事業内容土地活用事業、不動産開発事業、リブランディング事業、
プロパティマネジメント事業
HPhttps://architectdeveloper.com/

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