約50拠点・600名の医療ガス企業が取り組むバックオフィス改革
請求書一括管理で経理の属人化を解消

株式会社星医療酸器のご紹介

株式会社星医療酸器は、医療用ガスの製造・販売と在宅医療サービスを主力事業とする企業です。1960〜70年代頃に事業を開始して以来、半世紀以上にわたって医療現場を支え続けてきました。現在は、医療用ガス分野で業界1位、在宅医療分野で業界3位のシェアを誇り、従業員約600名・リハビリ施設を含む全国約50拠点という体制で事業を展開しています。
同社が業界内で高い評価を受ける最大の理由は、自社完結の運営体制にあります。酸素の製造から患者宅への配送、定期点検、機器のメンテナンスまでを、すべて自社のスタッフが担っています。
医療機器の配送やメンテナンスを外部に委託するケースが多い業界において、同社はこの一貫体制を長年にわたって維持してきました。現場を知るスタッフが直接患者のもとへ足を運ぶことで、サービスの均質性と安全性を高いレベルで維持しています。
在宅医療では、患者が自宅で安心して療養生活を送れるよう途切れることなくサポートを続けることが求められます。単なる機器の貸出や消耗品の補充にとどまらず、定期的な訪問を通じて患者や家族との関係を築き、異変にいち早く気づける体制を整えることが事業の根幹にあり、こうした姿勢が業界内でトップになる礎になっています。
| 株式会社星医療酸器 |
| 事業内容 | 医療用ガスの製造・販売、在宅医療サービス |
| 従業員数 | 約600名 |
| 拠点数 | リハビリ施設含めて約50拠点 |
| 経営理念 | 生命を守る最前線で社会に貢献しつづけます |
| Webサイト | https://www.hosi.co.jp |
【課題】拠点が増えるほど、請求書の管理が煩雑に
―サービス導入前に抱えていた課題について教えていただけますか?
当社は、拠点の請求書処理を本社の経理部門が担っています。拠点数が増えるほど、取り扱う請求書の枚数も増加します。クロスチェック導入前は、拠点あたり約100枚程度の請求書が発生しており、全国約50拠点分が本社に集まってくる状況でした。
問題は、量だけではありませんでした。拠点ごとに処理の方法が微妙に異なり、管理が属人化しやすい状況になっていました。また、収益を営業所単位で集計する部門別会計が必要なため、どの拠点でどれだけのコストが発生しているかを把握するためには請求書を確認しながら作業する必要があり、月末月初の業務は経理担当者にとって大きな負担になっていました。
また、弊社では人事異動や拠点移動が頻繁に発生します。それに伴って、ETCカードの紐付けや契約情報を変更するたびに、経理部門での確認・更新作業が発生し、対応の手間が積み重なっていました。

【選定理由】請求書を一か所に集めることへの明確なニーズ
―課題に対して解決策を探す中で、なぜクロスチェックを選んでいただけたのでしょうか?
クロスチェックの導入を検討し始めたきっかけは代表者同士のつながりでした。しかし最終的な採用の決め手となったのは、サービスの中心的な価値である各拠点の請求書を一括管理し、費用負担を可視化するという機能が、私たちが抱えていた課題と正確に合致していたことです。
経理にとって求めていたのは、複雑な操作を覚えることではなく、これまでバラバラだった情報を一か所で確認できる環境でした。その点でクロスチェックは、導入後も大きな混乱や現場からの反発もなく、スムーズに切り替えが進んだと思います。
導入はETCの切り替えからスタートし、その後通信の一括管理まで広げていきました。まず試しやすい範囲で始め、運用しながら範囲を広げていくアプローチが、現場の受け入れやすさにもつながったと考えられます。
Crosscheckのクロスビリングとは

様々な企業から届く何枚もの請求書を受け取って開封して確認する。1社1社に対して受領手続きをするのは、とても手間と時間がかかります。
クロスビリングなら、そんな各社からの請求書を1枚にまとめて、月1回だけ送付された書類を処理するだけで作業が終わります。送付するフォーマットは、紙でもデジタルでも、どちらでも可能。
無駄な作業を、月1回へ。

【導入効果】50拠点分の請求データが一つに集まる
―導入後、業務はどのように変化しましたか?
クロスチェックの導入後、最も変わったのは拠点ごとに散在していた請求データを一元的に把握できるようになったことです。通信費やETCカードの利用状況を含め、各拠点のコストを同じ基準で確認できる環境が整いました。
これによって、費用の集計作業の負担が軽減され、月末月初の請求書処理においても、情報の所在を確認する手間が減り、経理担当者が本来注力すべき確認・判断の業務に集中しやすくなっています。
また、人事異動に伴うETCカードなどの変更手続きについても、クロスチェック側が柔軟に対応してくれることで、経理部門の負担が抑えられています。頻繁な組織変更が発生しやすい業態において、この柔軟な対応は現場にとっての安心材料になっています。
【今後の展望】専門性を外部へ
―最後に、今後の展望をお聞かせください。
当社は、近年、専門性の高い業務を外部の専門家に委託する流れが加速しています。高度な会計・決算業務については、外部へのアウトソーシングを進めており、バックオフィスを内製化でまかなう体制から、専門性を重視した外部活用の体制へとシフトしています。日常的な処理業務の効率化を進めながら、より高度な判断が求められる業務に人的リソースを集中させていく考えです。
また、3年前に導入した基幹システムについても、現状の活用はまだ十分でない部分があると認識しており、今後はこれをより有効に活用することで、さらなる業務効率化を目指す方針です。
クロスチェックのような外部サービスと組み合わせながら、経理部門の仕事を整理していければと考えています。

―お忙しい中インタビューのご協力ありがとうございました。
【最後に】整理できていなくても大丈夫
多拠点展開を進める企業にとって、バックオフィスの管理コストは事業拡大と並走する形で増えていきます。拠点ごとに積み上がる請求書、属人化しやすい処理フロー、月末月初に集中する確認作業、こうした課題は規模が大きくなるほど解決が難しくなります。
今回の事例は、まず「情報をひとつに集める」という基本的なステップです。小さな範囲から始め、運用の定着を確認しながら対象を広げていくアプローチは現場の混乱を最小限に抑えながら変化を進める現実的な方法でもあります。
多拠点・多部門を抱えながら少人数の経理チームで業務を回している企業にとって、バックオフィスDXの具体的な出発点として参考になるのではないでしょうか。
まずは「整理されていない書類」をそのままでご相談ください。私たちが解決への最短ルートを設計します。



